借金返済

過払い金返還請求をうまく利用する

過払い金とは、払いすぎた利息を取り戻すための手続きです。
債務整理の一種ですが、他の債務整理と比べると手続きが簡単で個人でも行なうことができます。

 

弁護士や司法書士などの専門家に頼めばスムーズに交渉が行なえるので確実ですが、費用が掛かるため、依頼する前に確認しておきましょう。
また、過払い金返還請求には時効があり、完済してから10年となっています。

 

現在も取引を続行しているという方は、時効を気にする必要はありません。

 

過払い金が発生するメカニズム

2010年に法が改正される前は、利息制限法と出資法の上限金利が一致していませんでした。
どちらも法律で定められているものなので、違反すれば当然罰せられるはずなのですが、利息制限法の金利(15%〜20%)と出資法の金利(29.2%)の間の金利は扱いが曖昧なグレーゾーンとなっていたのです。

 

金融会社は、自分達の収入となる利息を得たいと考え、ほとんどのキャッシングやカードローンにこのグレーゾーン金利を設定していました。
しかし、法改正によってグレーゾーン金利が廃止され、これによって余分に支払われた利息、つまり過払い金を返還するよう求められました。

 

過払い金は、グレーゾーン金利と本来の金利との差額で発生したもので、18%以上の金利で5年以上取引を行なっていると発生している可能性が高くなります

 

過払い金のメリット

過払い金返還請求をすることで余分に支払っていた利息を取り戻すことができます
金額は取引していた期間や適応されていた金利にもよりますが、一般的に取引期間が長いほど戻ってくるお金も高くなります。

 

過払い金は、ただ手元に戻ってくるだけでなく、現在も取引を行なっている方はそれを利用して返済を行なうことができます。
多くの場合、借金を大幅に減らすことができ、戻ってきた金額や元金によってはそのまま完済できることもあります。

 

完済後、あるいは過払い金で完済できた場合は、個人信用情報にブラック情報は記録されません。

 

過払い金のデメリット

取引中に過払い金返還請求を行ったものの完済までいたらなかった場合には、債務整理を行なったという扱いになり、約5年間はブラック情報が登録されてしまいます。
また、手続き中は一時的に債務整理という扱いになりブラック情報が載るケースもあるようです。

 

手続きが完了するとブラック情報の記録は抹消されます。
過払い金返還請求を行なうと、その金融会社は二度と利用できなくなる可能性があります。

 

その会社はもう二度と利用しないというのであれば、大きなデメリットにはならないでしょう。